お米は生き物ですから、精米されたお米の味は、時と共に低下します。
おいしく食べるために、賞味期間と適切な保存方法を紹介いたします。
お米は生鮮野菜と同様に精米したてが一番おいしいです。
精米したお米の賞味期間は季節によって変わります。
水分の多い生鮮食品と違い、お米は水分が少ないので急激に味が落ちることはありませんが、鮮度を落とさないためにも賞味期間を知っておく必要があります。
特に、白米は玄米よりも質の劣化が早いので賞味期間・保存方法を守ることにより、おいしいご飯を食べることができます。
春 4月~5月 (20℃前後) |
1ヶ月~2ヶ月 |
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梅雨 6月~7月 (20~25℃) |
20日~25日 |
夏 8月~9月 (25~30℃) |
15日~20日 |
秋 10月~11月 (10~20℃) |
2ヶ月 |
冬 12月~3月 (10℃以下) |
2ヶ月以上 |
冬場に、10キロのお米を1ヶ月で食べ切っていた家庭なら、6月以降は5キロくらいを目安に、買いすぎないように注意しましょう。
精米したてが一番おいしいので、玄米で購入し、コイン精米機などでその都度精米して食べるのが一番です。
賞味期間内でも、保存場所が悪かったらせっかくのおいしいお米も味が落ちてしまいます。
保存には風通しがよく、涼しく暗い場所が一番です。
現在、各ご家庭で上の条件を満たす場所は少ないはずです。
床下収納庫があれば、そこを利用するのも良いです。風通しは良くありませんが、温度はかなり低くなります。但し、湿気に注意する必要があります。
最近の家やマンション等は、機密性に優れ快適に過ごすことができますが、お米の保存に適しているとはいえません。
家の中で涼しい場所を探すのも難しいと思います。もし冷蔵庫(野菜室)の中に余裕があるようでしたら、ペットボトルなどの密閉のできる容器に入れ、保存しておけばお米の質は低下しません。
一般的な保存として、床下収納庫、米びつ、冷蔵庫(野菜室)などがあります。
1. 中のお米を必ず使い切ってから新しいお米を入れるようにします。
2. 定期的(月に一度位)に掃除して乾燥させてください。
ぬかの溜まりやすい場所(お米の出入り口、隅々など)は特に注意して掃除しましょう。
虫が発生する原因になります。
*また、お米の中に唐辛子、ニンニク、備長炭などを入れれば、虫などがつきにくくなります。
1. 温度が低い場所に置く。冷蔵庫のそば、電気製品のそばは避ける。
2. 水のかからない場所に置く。
3. 直射日光が当たらない場所に置く。